Leeタグ年代判別の極意!赤タグ黒タグから探るお宝古着の価値

Leeタグ年代判別の極意!赤タグ黒タグから探るお宝古着の価値の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

Leeの歴史を語る上で、胸や腰回りに鎮座するネームタグの変遷は最大の鑑識ポイントだ。まず押さえておきたいのが、1930年代から40年代初頭にかけて採用されていた「ハウスマーク」である。カンザス州サライナの自社工場を模した建物イラストが描かれたこのタグは、ヴィンテージ愛好家にとって究極の憧れだ。建物デザインの中に「Lee」の文字が誇らしげに掲げられ、この時代特有のクラシックな雰囲気を濃厚に漂わせている。

続いて1940年代中盤から50年代にかけて登場するのが、通称「赤タグ(センター赤タグ)」と呼ばれる名作だ。白地のレーヨン地に赤い刺繍文字が鮮烈に映えるこのタグは、戦後アメリカの急速な経済復興とデニムの大衆化を象徴している。タグがウエストバンドの中央に配されているか、あるいはサイドに寄っているかによっても、40年代後半から50年代初頭への細かい過渡期を正確にトレースできる。

そして1950年代半ば、いよいよLeeの黄金期を代表する「黒タグ」の時代が幕を開ける。黒地に金や黄色の刺繍でブランドネームが走るこのタグは、文字の傾きが年代判別の決定打だ。文字が右肩上がりに斜めに配置された「斜めLee(通称スラントロゴ)」は1950年代の特徴であり、1960年代に入ると水平なセンター配置へとシフトする。

バックポケットに挟み込まれる「ピスネーム」も見逃せない。最初期は「Lee」の文字のみだったものが、1960年代後半にはレジスターマーク(®)が追加され、1970年代に入るとさらに「MR」表記が加わる。このピスネームの小さな記号の有無をタグと照合するだけで、偽物や年代詐称の大部分を瞬時に見破ることが可能になるのだ。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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