なぜ「桐に鳳凰」は最高峰の吉兆なのか?皇室や花札が愛した格式の真相

なぜ「桐に鳳凰」は最高峰の吉兆なのか?皇室や花札が愛した格式の真相について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

宮廷や支配階層の象徴だった「桐に鳳凰」は、江戸時代に入ると庶民文化の最高傑作である「花札(花合わせ)」の中へ鮮やかに組み込まれました。花札全48枚のトリを飾る「12月(師走)」の札に描かれているのが、まさに桐と鳳凰です。

花札において、12月の札は「桐に鳳凰」が描かれた20点札(光札)1枚と、桐の葉のみが描かれたカス札3枚という特殊な構成になっています。他の月(例えば3月の桜や8月の芒)と異なり、短冊札やタネ札が存在せず、最高得点の光札と最低得点のカス札しか存在しないという極端な配分です。

これには諸説ありますが、1年の最後の月を「最高峰の霊鳥である鳳凰で目出度く締めくくる」という吉祥の意味合いと、ピン(1月・松に鶴)からキリ(12月・桐に鳳凰)へと至る暦の完成を祝う意図が込められています。「これ以上ない最高の上がり」を意味する符牒として、庶民の間でも桐と鳳凰の組み合わせは「最強の吉兆」として深く認知されることになりました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

タグ: https://aitraining.bnsf.com/xyisrbcn/2751837/