神輿が巡る「渡御」とは?神幸祭の真実と還御との決定的な違いを解説
祭りのパンフレットや境内の立札でよく見かける「渡御」は、正しく「とぎょ」と読みます。文字通り「御(神仏や貴人)」が「渡る(お出ましになる・移動される)」ことを意味する神道用語です。
神社の祭礼において、普段は本殿の奥深くに鎮座されている御神霊(神様の御魂)が、神輿(みこし)や鳳輦(ほうれん)といった特別な乗り物に御遷りになり、本殿から目的地へと移動される一連の行為を指します。日常の参拝では人間が神社の神様のもとへ出向きますが、渡御はその逆であり、「神様自らが人々の暮らす町へと出向いてくださる神事」と言い換えることができます。
また、この渡御を中心として行われる祭儀全体を「神幸祭(しんこうさい)」あるいは「渡御祭(とぎょさい)」と呼びます。地域によっては「お渡り(おわたり)」「御神幸(ごしんこう)」と親しみと敬意を込めて呼ばれることも珍しくありません。
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