【2026現地ルポ】熱気とスパイスが交錯する東京の路地裏——新大久保で今「アジア屋台村」が人々を狂喜させる理由
かつての「コリアンタウン」という単一のイメージは、もはや過去のものだ。現在の新大久保を象徴するのは、まさに垣根なきアジアの食文化の混ざり合いである。
ひとつのテーブルで韓国の激辛トッポギを突きつつ、隣の屋台から運ばれてきたベトナムの生春巻きをつまむ。少し歩けば、甘辛いタレが染み込んだ台湾の巨大鶏から揚げ「ダージーパイ」を頬張る人の姿もある。国境を軽々と越えたメニューの共演こそが、2026年のストリートを象徴する光景だ。
「ここに来れば、パスポートなしでアジアを横断できる」。現地で出逢った20代の訪日客は、熱々の串焼きを片手に満面の笑みを浮かべた。洗練された高級レストランでは決して味わえない、どこか泥臭く、しかし力強い熱気がここには満ちている。
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