心不全の病態関連図が丸わかり!左心右心の違いから看護計画まで解説
関連図に説得力を持たせるには、客観的データに基づく心不全アセスメント項目を適切な位置に配置しなければなりません。観察すべき項目はバイタルサインにとどまらず、多角的なフィジカルアセスメントと検査値の統合が求められます。
血液検査では、心筋負荷を反映するBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)やNT-proBNPの数値が重症度評価の指標となります。胸部X線でのCTR(心胸郭比)50%以上の拡大や肺うっ血像、心エコーでのLVEF(左室駆出率)低下なども、病態と看護計画をつなぐ根拠データとして関連図の枠外やアセスメント枠に記載します。
日々のベッドサイドで不可欠となる肺うっ血と浮腫の看護ケアでは、生理学的根拠を持った介入が求められます。肺うっ血による呼吸困難に対しては、静脈還流を減らして肺毛細血管圧を下げるために起座骨盤高位(ファウラー位〜起座呼吸位)を保持し、SpO2モニタリングと医師の指示に基づく酸素療法を実施します。
浮腫に対しては、毎日の同一条件での体重測定と厳密な水分出納(IN/OUT)バランスの把握が基本です。さらに、浮腫を伴う菲薄化した皮膚は軽微な外力で破綻しやすいため、除圧マットレスの選定や愛護的なスキンケアによる皮膚障害リスクへの先回りした予防介入が欠かせません。
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