法尻とは?正しい読み方・法肩との違いや切土盛土の施工基準を解説
Q1:図面に「法尻」と「法先」の双方が記載されている場合、どう解釈すればよいですか?
A1:一般的には同義として扱われますが、厳密な図面では「設計上の斜面下端」を法尻、「現況地盤との交点や用地境界側の最終着地点」を法先と表現し分けているケースがあります。特に盛土工事の段階施工では、法尻工の設置位置と、すりつけ部を含む最外縁(法先)を区別して指示されることがあるため、現場監督員や設計照査で定義を確認するのが安全です。
Q2:法面勾配で「1割5分」と指示された場合、高さ3mの盛土の水平長はいくらになりますか?
A2:4.5mとなります。「1割5分」は「高さ1 : 水平1.5」を意味するため、計算式は【高さ3.0m × 1.5 = 水平距離4.5m】です。丁張りを掛ける際は、法肩位置から水平に4.5m離れた地点が設計法尻位置となります。
Q3:法尻付近から湧水が出ているのを発見した場合、どのような対策が必要ですか?
A3:湧水を放置して土砂で埋め戻すと間隙水圧が高まり、斜面崩壊を引き起こす危険があります。直ちに作業を中断し、透水性の高い砕石や単粒度砕石を用いたフィルター層の設置、有孔管による法尻暗渠排水工の追加など、水を遮断せずに逃がす排水対策を設計・監理者と協議してください。
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