【2026年最新】扶養控除はどう変わる?103万の壁と損しない活用法
扶養制度を考える上で最も注意しなければならないのが、税金上の扶養と社会保険上の扶養のズレです。特に意識すべきは社会保険扶養130万円の壁(企業規模によっては106万円の壁)です。
税金面では103万円を少し超えても親や配偶者の税額が段階的に増える程度で済むケースがありますが、社会保険の扶養基準である年収130万円(月額約10万8,334円以上)を超えると、扶養から外れて自ら健康保険料や国民年金保険料を支払わなければなりません。
実際に扶養から外れるデメリットが家計にどのような打撃を与えるのか、具体的な扶養控除計算シミュレーションで検証してみましょう。
【シミュレーション例:年収700万円の会社員の親、大学生(20歳)の子ども】
- ケースA(子の年収103万円):親の所得税率20%+住民税10%。特定扶養控除(所得税63万円+住民税45万円)がフル適用され、親の税負担は約17.1万円軽減。子の税金・社保負担はゼロ。
- ケースB(子の年収110万円):税金の壁を7万円オーバー。親は特定扶養控除を完全に失い、親の税負担が年間約17.1万円増加。子は所得税・住民税が数千円発生するものの、社保扶養内なら世帯全体で大幅なマイナスに。
- ケースC(子の年収135万円):社会保険の基準(130万円)を超過。親の控除喪失(約17.1万円増税)に加え、子自身が年間約20万円前後の社会保険料(国民健康保険+国民年金)を自己負担。
このように、中途半端に103万円や130万円をわずかに超えて働いてしまうと、世帯全体の手取り額が10万円以上も減ってしまう「手取り逆転現象」が生じます。超えるのであれば年間160万円〜180万円以上しっかり稼ぐか、枠内に収めて働くかを明確に設計することが鉄則です。
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