完全版商法はなぜ嫌われる?炎上した歴代作品の真相と業界の現在地

完全版商法はなぜ嫌われる?炎上した歴代作品の真相と業界の現在地についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

過去に完全版商法を巡って話題となった作品群を振り返ると、名立たる大手ゲームメーカーの看板タイトルが名を連ねています。

■ アトラス(『ペルソナ』『真・女神転生』シリーズ)
熱狂的なファンを抱えるアトラスは、完全版商法で特に話題に上りやすいメーカーの一つです。『ペルソナ5』に対する『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)』や、『真・女神転生V』に対する『真・女神転生V Vengeance』などが代表例です。P5R発売時には無印版からのセーブデータ引き継ぎが一部特典のみに留まり、DLC差額でのアップデートが提供されなかったことで議論を呼びました。一方で、追加要素自体のクオリティや圧倒的なボリューム感から、最終的な作品満足度そのものは高く評価されるという二面性を持っています。

■ カプコン(『ストリートファイター』『モンスターハンター』シリーズ)
格闘ゲームの草分けであるカプコンは、かつて『ストリートファイターII』に『ターボ』『SUPER』などのバージョンアップ版を次々とパッケージ発売した歴史を持ちます。『モンスターハンター』シリーズでも、無印版の後に高難度クエストを追加した「G級(マスターランク)」版を別パッケージとして展開してきました。しかし、近年の『モンスターハンター:ワールド(アイスボーン)』や『モンスターハンターライズ(サンブレイク)』では、無印版所有者向けに大型拡張DLCとして差額のみで購入できる仕組みを確立し、ユーザーの反発を最小限に抑える形へと進化を遂げています。

■ スクウェア・エニックス(『ドラゴンクエストXI』『ファイナルファンタジー』各種)
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』は、PS4および3DSでの発売から約2年後、キャラクターボイスや追加シナリオを搭載した『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』をNintendo Switch向けに発売しました。後にPS4やPCにも逆移植されましたが、無印版PS4所有者に対するアップグレードパッチの提供はなく、新要素を遊ぶには別ソフトとして再購入が必要だったため、初期からのファンを中心に失望の声が広がりました。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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