マルジェラ白タグに文字がない理由とは?4本ステッチの真実と真贋鑑定
2026年現在のヴィンテージ市場において、マルタン・マルジェラ本人がデザインを手掛けていた1988年から2009年までのコレクションは「初期アーカイブ」と呼ばれ、世界的なオークションやコレクター間で価格が高騰しています。
特に無地の白タグが付属する初期作品は、マルジェラ初期アーカイブの価値を決定づける重要な要素です。アーカイブの真贋や製造時期を特定するマルジェラ初期白タグの年代判別では、服の内側に縫い込まれた「品質表示タグ(代理店タグ)」の記載が鍵を握ります。
- 1988年〜1990年代初頭(最初期):白タグの素材が無漂白のコットンシーチング(カレンダータグ以前)。代理店表記がない海外直輸入品や手書き表記が中心。
- 1990年代中盤〜1999年:「オリゾンティ(ORIZONTI)」表記時代。白タグの縁が切りっぱなしで粗い風合いを持つものが多い。
- 2000年〜2010年頃:「ここのえ(KOKONOE)」表記時代。マルタン在籍後期の円熟期ピースとして極めて人気が高い。
- 2011年〜2014年:「スタッフインターナショナル(Staff International)」表記時代。
- 2015年以降:ジョン・ガリアーノ体制へ移行。「マルジェラジャパン」表記となり、ブランド名もMaison Martin MargielaからMaison Margielaへ変更。
白タグ自体の質感も年代によって異なり、初期のものはガーゼやシーチングのようなざっくりとした天然素材が使われており、経年変化による独特のほつれや黄ばみがアーカイブならではの風合いとして高く評価されています。
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