南青山を彩る「フロム ファースト ビル」の知られざる秘密と魅力
卓越したデザイン性と都市への高い貢献度が評価され、本建築は日本建築学会賞を受賞するという快挙を成し遂げた。学会が高く評価したのは、個人の所有物であるビルでありながら、公的な「街」の延長として地域社会に開かれた空間を提供している点であった。
時代の波に洗われ、周辺の建物が次々と建て替えられていく中で、この建築が持つ力強さは増すばかりだ。半世紀の時を経てもなお色あせないどころか、深みを増すタイルの風合いや植栽の緑は、真の建築的価値が時間の経過によってこそ証明されることを雄弁に物語っている。
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