出雲大社・神門通りの絶品食べ歩き!地元民が推す限定グルメ完全網羅
甘党にとって、この地は聖地以外の何物でもない。神在祭で振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」が訛ってその名が付いたとされる出雲ぜんざいは、全国のぜんざい発祥の地としての誇りを今に伝えている。粒立ちの美しい小豆を丁寧に炊き上げ、ふっくらとした紅白の白玉や焼き餅を浮かべた一杯は、歩き疲れた体に染み渡る優しい甘さだ。
一方、近年SNSや口コミで爆発的な人気を博しているのが「おふく焼き」である。大国主大神の使いとも縁起物ともされる「ふぐ」の形を模した焼き菓子で、愛らしい丸みを帯びたフォルムが特徴的だ。角のないふくよかな姿には、訪れる人々に福をもたらすという願いが込められている。薄皮の生地は外側がパリッと香ばしく、中はもっちり。中身の上品な粒あんは甘さ控えめで、焼きたてをその場で頬張ると、湯気とともに小豆の風味が口いっぱいに広がる。手渡された瞬間の温もりに、思わず笑みがこぼれる一品だ。
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