妖光放つ指輪の価値が今なぜ急騰?幻の宝石に熱視線が注がれる真相
宝石の表面に浮かび上がる光の帯――フランス語で「猫の目」を意味するシャトヤンシー(変彩効果)は、自然界が偶然生み出した奇跡の産物だ。無数の微細なルチル(金紅石)の針状インクルージョンが平行に並び、研磨職人が見事なカボションカットを施したときのみ、光が収束して一直線のバンドを描く。
数あるキャッツアイ効果を持つ鉱物の中でも、頂点に君臨するのがクリソベリル・キャッツアイである。モース硬度8.5を誇る強靭なボディに宿る、通称「ミルク&ハニー効果」。宝石の片側からペンライトを当てると、光の当たる側が透明な蜂蜜色に輝き、反対側が乳白色に濁る。この劇的なコントラストこそが、ファインジュエリーの愛好家たちを虜にしてやまない最大の要因だ。
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