海外にスギ花粉はない?現地で発症する理由と2026年最新の渡航対策
「海外へ移住したら長年の花粉症が嘘のように治った」という体験談は事実です。ただし、それは体質そのものが改善したわけではなく、単にアレルゲンであるスギ花粉との接触が断たれたことによる環境的寛解に過ぎません。
スギ(学名:Cryptomeria japonica)は日本固有種に近く、広大な面積で人工林として植林されている国は世界中を探しても日本以外にほぼ存在しません。中国の一部や台湾の高山帯に極めて小規模な自生が見られる程度で、欧米や東南アジア、オセアニアの大気中に日本のスギ花粉は飛散していないのです。
そのため、スギ花粉特異的IgE抗体のみを持つ人が海外へ渡航した場合、原因物質が体内に入らないため、到着した当日から症状が完全に消失します。これが「移住で治った」と感じる最大の理由です。しかし、人間の免疫システムは新しい環境下で別の花粉を取り込み続けると、2〜3年の滞在を経て現地の花粉に対する抗体を新たに産生し、別の花粉症を発症するケースが多いため油断はできません。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/xegzeufv/6985111/