マシンの限界はバーベル何キロ?チェストプレスの換算式を暴く

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全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)などの専門機関が公表するガイドラインでも、マシントレーニングの数値だけを過信してフリーウェイトへ急激に移行することへの警鐘が鳴らされている。最大のリスクは、体幹部と肩関節周辺の安定性が追いつかないことによる腱板損傷や手首・肘の腱炎だ。

日本パワーリフティング協会(JPA)の競技会で世界記録を幾度も樹立してきた伝説的ベンチプレッサー・児玉大紀選手が説くように、ベンチプレスの本質は単なる腕のプッシュ運動ではない。足裏の踏ん張りから骨盤、胸椎のアーチ、広背筋のタイトなパッキングまで、全身をひとつの強固な剛体として連動させる精密な技術が求められる。

チェストプレスの換算値がベンチプレス100kgに相当するからといって、いきなりバーベルに100kgを装填するのは無謀だ。全身の連動が未熟なまま高重量バーベルを胸に降ろせば、逃げ場を失った負荷が肩関節唇や大胸筋腱へとダイレクトに突き刺さる。換算値はあくまで指標であり、技術の習熟には別の段階が必要となる。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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