伝説の幾何学ラインと尖鋭なビート—布袋寅泰が80年代の日本ロック界に与えた衝撃の真実【2026年再評価】
布袋寅泰と聞いて誰もが思い浮かべる、黒地に白い直線が複雑に交錯する幾何学模様のフェルナンデス製ギター。あの伝説的な「GUITARHYTHM柄」は、彼が20代前半の折、自らの部屋で缶スプレーとマスキングテープを使い、気まぐれのように吹き付けた手作りのアートワークから誕生した。
「既存の型に収まるギターなんて使いたくない」という若き日の反骨心。その視覚的センスは、サウンド構築の美学とも直結していた。1988年、BOØWY解散直後にリリースされたソロデビュー作『GUITARHYTHM』は、シンセサイザーと生ギターの激突による未来都市のサウンドトラックだった。20代半ばにして彼が到達していたこの完成度は、日本のポップミュージック史における一つの到達点と言っていい。
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