視界が歪み自分の手が巨大化?脳が引き起こす奇妙な錯覚の正体

視界が歪み自分の手が巨大化?脳が引き起こす奇妙な錯覚の正体の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

この奇妙な症状に初めて学術的な光を当てたのは、1955年のイギリスの精神科医ジョン・トッドだ。彼は、身体のイメージや空間認識が一時的に狂乱する症例群をまとめ、児童文学の金字塔『不思議の国のアリス』にちなんで命名した。トッドの洞察はそれだけに留まらない。物語を執筆した作家ルイス・キャロル自身が、この症状の当事者だったのではないかという大胆な仮説を提示したのだ。

キャロルの日記には、視界がギザギザと光る閃輝暗点を伴う重度の片頭痛に長年苦しんでいた記録が残る。薬瓶を飲んで体が伸縮するアリスの描写は、単なる豊かな空想の産物ではなく、彼自身が自らの頭蓋内で目撃していたリアルな変視体験のスケッチだった可能性が極めて高い。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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