政界王国・中曽根一族の真実:昭和の大宰相から令和の若手旗手へと流れる「権力と血脈」の全貌
康弘の政治活動を陰で支え続けたのが、妻の蔦(つた)である。明治生まれの芯の強い女性であり、内助の功をもって地元・群馬の後援会を取り仕切り、忙殺される夫に代わって地域住民との絆を深めていった。
二人の間には一男二女が生まれた。長男の弘文、長女の美代子、次女の由香子である。家庭内では厳格な父親でありつつも、子どもたちの教育には深い関心を払い、政界や社会の第一線で活躍できる人材へと育て上げた。康弘が内閣総理大臣として日米安保体制の強化や国鉄民営化を推し進めていた時代、家庭はまさに彼の政治的エネルギーの充電基地であった。
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