本物の竹で作る極上流しそうめん!失敗知らずの安全自作完全ガイド
丹精込めて組み上げた青竹の水路には、それにふさわしい最高峰の麺を合わせたい。兵庫県手延素麺協同組合が誇る播州手延素麺「揖保乃糸」のように、幾度もの熟成と圧延を重ねた手延べ麺は、冷水の中を激しく流れてもコシが抜けず、凛とした喉越しを保ち続ける。機械製麺では決して出せないこの強靱な弾力こそが、流しそうめんのダイナミズムを根底から支えている。
稀代の美食家として知られる北大路魯山人は「器は料理の着物である」という不朽の名言を残した。この言葉を借りるならば、緑鮮やかな天然竹の樋と、竹を輪切りにして自作した猪口(ちょこ)は、素朴な白麺を至高の日本料理へと昇華させる極上の晴れ着に他ならない。自然の恵みの中で自然の器を使い、五感のすべてで涼を味わう行為は、日本人が古来より培ってきた風流の極致だ。
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