なぜ「さきこ」の雷はこんなにも胸に刺さるのか?『ちびまる子ちゃん』お姉ちゃんの怒りに隠された、昭和・令和を超えた姉妹のリアル
ふたりの衝突を語る上で欠かせないのが、アイドル・西城秀樹への情熱だ。お姉ちゃんにとって、秀樹のテレビ出演やブロマイド、切り抜きを集めたファイルは聖域そのもの。そこをまる子に冷やかされたり、台無しにされたりしたときの怒りは、まさに雷鳴の如く轟く。
また、6畳一間の子供部屋を二人で分け合って使うストレスも、怒りの引き金としてリアルに描かれている。畳の目に沿って引かれた見えない境界線。少しでも荷物がはみ出せば即座に警告が飛び、小競り合いに発展する。専用の個室を持てない昭和の一般的な家庭事情が、姉妹の緊張感を絶妙に生み出していた。
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