昔のラジオが放った熱狂の真相|深夜放送伝説とラジカセ名機の記憶
昭和40年代から50年代にかけて訪れたラジオ黄金期の背景には、若者たちのライフスタイルの変化と、テレビにはない「距離の近さ」がありました。当時、勉強部屋を与えられた受験生や、夜勤に従事する労働者にとって、深夜の静寂の中で寄り添ってくれる唯一の相棒が小型のラジオ受信機でした。
巨大なマスメディアとして大衆向けに作られていたテレビ番組に対し、深夜ラジオは「部屋で一人きりで聴いているあなた」に向けて語りかけるパーソナルな手法をとっていました。時に過激で、時に切実な人生相談や下ネタ、音楽談義は、日常のルールに縛られていた若者にとって格好の解放区となり、社会現象とも呼べる深夜放送ブームの歴史を形作っていったのです。
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