受け継がれる極上の気品。真多呂の木目込み雛人形が選ばれる理由
なぜ、真多呂の雛人形は一目見ただけで他の作品と一線を画すのか。その最大の秘密は、胴体に掘られた細い溝に布地を打ち込んで着せ付ける「木目込み(きめこみ)」という高度な技法と、それを支える職人の揺るぎない美意識にある。
胴体の原型づくりから衣装の裁断、そして最後の筆入れに至るまで、すべての工程に伝統工芸士のこだわりが凝縮されている。金林真多呂をはじめとする熟練の職人たちが生み出すお顔は、優しく、どこか凛とした気品を漂わせる。これは単に型で作られた人形には決して真似のできない、手仕事ならではの生命感だ。
経済産業省から国の伝統的工芸品として指定を受け、伝統工芸品産業振興協会の厳しい基準を満たしたその品質は、折り紙付きである。上賀茂神社認定 木目込み雛人形としての誇りは、胴体の内側に施される伝統的な木目込みの技法にそのまま息づいている。
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