石膏像マルスはなぜ難関なのか?描き方のコツと構造の秘密を徹底解剖
美大受験の石膏デッサン対策において、合否を分ける最大の要素が「光と影の整理」です。マルスは入り組んだヘルメットのディテールと、滑らかで張りのある肉体という、対照的な要素を併せ持っています。
描き始めの段階では細部に囚われず、石膏デッサンの稜線(光と影の境界線=ターミネーターライン)を的確に割り出します。ヘルメットの庇が顔に落とす落ち影(キャストシャドウ)、頬骨から顎にかけての明暗の移り変わり、大胸筋の下縁に生じるシャドウを大きなトーンのグループとして捉えます。反射光を明るくしすぎず、影の調子(ハーフトーン)にしっかりと重みを持たせることで、石膏の硬質な白さと空間の奥行きが鮮やかに浮かび上がります。
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