山口・下松の「サンリブ」が示す地方商業施設の未来形 2026年、地域密着型モールが挑むコミュニティ再生の現場
館内を歩くと印象的なのは、異なる世代が互いにストレスを感じることなく同じ空間を共有している点だ。フラットなバリアフリー構造とゆったりとした歩行通路は、車椅子やシルバーカーを利用する高齢者にも極めて優しい設計となっている。随所に配置された休息用のベンチでは、買い物の合間に足を休めるお年寄りたちの姿が絶えない。
その一方で、キッズスペースや授乳室、ベビーカーごと入れる広々としたトイレなど、子育て世帯に対する配慮も隙がない。休日に開催されるワークショップやキャラクターショーなどのイベントは、家族連れにとって遠出をせずとも手軽に楽しめる最高のエンターテインメントとなっている。シニアの「憩いの場」とファミリーの「生活拠点」という二つの顔を高い次元で両立させている点に、この空間設計の卓越した技術がある。
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