関東平野を支える赤土の正体!地盤リスクと最新防災知見を解明
関東ローム層は地質学だけでなく、日本の歴史観を根底から塗り替えた歴史的舞台でもある。かつて日本の学会では「土器時代以前の旧石器時代は日本列島に存在しなかった」というのが通説だった。酸性度の高い赤土の中では骨や木器が風化して残らないため、人々の生活痕跡など存在するはずがないと考えられていたからだ。
その定説を覆したのが、民間考古学者の相沢忠洋である。群馬県みどり市にある岩宿遺跡の関東ローム層の中から、彼は精巧に削られた黒曜石の打製石器を発見した。この歴史的快挙によって、日本にも数万年前の旧石器時代が存在したことが証明された。足元の赤土は、人類の営みを深く閉じ込めたタイムカプセルでもあったのだ。
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