若者たちはなぜ路上へ立つのか?渋谷の夜を覆う売春と摘発の真相
事態を重く見た捜査機関も手をこまねいているわけではない。警視庁および渋谷警察署は、繁華街環境浄化活動の一環として定期的な一斉摘発作戦を展開している。私服捜査員が配置され、路上で男性に接触する瞬間を遠巻きに監視、現場を現行犯で押さえる体制が敷かれている。
「売春防止法違反(客待ち行為)の疑いで職務質問を行います」
静寂を破る捜査員の声。抵抗する間もなく、パトカーへ誘導されていく若い女性の姿は、いまや週末の深夜において珍しい光景ではなくなった。しかし、現行犯逮捕や補導を繰り返しても、数日後には別の女性が同じ場所に立つといういたちごっこが続く。現場の捜査員も「摘発は対症療法に過ぎず、供給と需要を断ち切る決定打にはなっていない」と苦悩を滲ませる。摘発リスクの高まりは、彼女たちをより見えにくく危険な場所へと追い詰める副作用すら生んでいる。
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