地球1周の荒行・比叡山千日回峰行の真相!極限の掟と達成者の現在
千日回峰行を達成した高僧は「北嶺大行満大阿闍梨(ほくれいだいぎょうまんだいあじゃり)」と呼ばれます。満行を遂げた後の生活とは一体どのようなものなのでしょうか。
達成者には、一般の僧侶にはない特別な格式が与えられます。その筆頭が、京都御所への「土足参内(どそくさんない)」です。いかなる高位の貴族であっても履物を脱がねばならない御所の紫宸殿に、草鞋を履いたまま上がることを許される歴史的な特権です。また、朝夕の加持祈祷を通じて、病に伏す人々や悩める民衆のために加持を行い、慈悲の手を差し伸べる重責を担い続けます。
直近の達成者として知られるのが、2017年9月に見事満行を果たした釜堀浩元(かまほり こうげん)師です。戦後14人目の達成者となった釜堀師は、現在も無動寺谷をはじめとする比叡山の要職にとどまり、日々の勤行と人々の祈念に応える静かな生活を続けています。
2026年現在においても、比叡山延暦寺の山中では次世代の修行僧たちが厳格な前行に励んでいます。超情報化・AI全盛の時代にあっても、延暦寺における1200年間変わらぬ身体的修行の現場は保たれ続けており、次の大阿闍梨を目指す若き僧侶たちの息吹が静かに脈打っています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/iortphyh/2490754/