名古屋のヤクザ最新勢力図と弘道会の現在|山口組分裂11年目の真相
弘道会が全国規模の権力を手中に収める起点となったのは、1984年に結成された初代体制に遡ります。三代目山口組の最高幹部であった菅谷政雄組長率いる菅谷組の有力傘下組織・司興業の司忍(現・六代目山口組組長)と、導友会幹部であった高山清司(現・六代目山口組若頭)らが中心となり、名神会などとともに愛知の拠点を一本化しました。
弘道会が短期間で急成長を遂げた最大の理由は、徹底した「組織統制」と「高度な経済活動(シノギ)」にあります。従来のヤクザ組織にありがちだった情実に流される運営を排し、厳格なピラミッド型の上意下達システムを確立。さらに港湾、土木建設、興行、遊興産業など幅広い分野へ合理的に進出しました。
2005年、司忍氏が六代目山口組組長に就任し、高山清司氏が若頭に就いたことで、暴力団の歴史上初めて「名古屋発の最高権力」が誕生しました。本拠地である神戸の直系組長らを圧倒する統率力と資金力を背景に、弘道会は全国の暴力団関係者が畏怖する最大の巨大派閥へと登りつめました。
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