家康の幻の天守に迫る!発掘現場と庭園から読み解く駿府の真実
武骨な城郭遺構と鮮やかな対比をなすのが、園内奥に広がる紅葉山庭園だ。駿河の名勝を凝縮した池泉回遊式庭園は、「里の庭」「海の庭」「山里の庭」「山の庭」という4つの意匠で構成され、富士山に見立てた築山や駿河湾を模した優美な水流が巧みに配置されている。
見落とされがちなのが、茶室「雲海」を取り囲む露地の小道だ。計算し尽くされた飛び石と苔庭のグラデーションは、街中の喧騒を完全に遮断してくれる。併設された立礼席では、地元名産の静岡本山茶と季節の生菓子が振る舞われ、五感を通じて静寂の美学に浸ることができる。
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