佐藤琢磨のF1伝説と2026年現在|表彰台の衝撃からHrc重職まで
琢磨のF1人生を語る上で欠かせないもう一つの象徴が、元F1ドライバーの鈴木亜久里が立ち上げたオールジャパンチーム「スーパーアグリF1チーム(SUPER AGURI F1 TEAM)」での戦いです。資金力や開発規模で巨大マニュファクチャラーに遠く及ばないプライベーターチームでありながら、琢磨は数々のジャイアントキリングを成し遂げました。
その頂点と言えるのが、2007年第6戦カナダGPでの激闘です。荒れたセーフティカー導入のタイミングを完璧に見極めたチーム戦略と、琢磨の鬼気迫るプッシュが合致。レース終盤、前年王者のフェルナンド・アロンソ(当時マクラーレン・メルセデス)をストレートエンドのブレーキング勝負でアウト側から鮮烈に抜き去りました。
非力なマシンでトップチームのエースを真っ向勝負でオーバーテイクしたこの瞬間は、世界中のメディアやファンから大絶賛を浴び、スーパーアグリにとって最高位となる6位入賞(3ポイント獲得)を達成。困難な状況下でも決して諦めない「No Attack, No Chance」の精神を全世界に知らしめた名場面です。
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