修羅の国とはなぜ福岡?元ネタの北斗の拳と治安の真相を徹底追跡
単なるネットの冗談にとどまらず、ここまで強烈にイメージが浸透した背景には、他県では見られない特異な実在事象がいくつか存在していました。
代表的な事例が、かつて福岡県警が実際に設置していた「手榴弾注意」の防犯看板です。路上や敷地内で不審な爆発物が相次いで発見された時期があり、「手榴弾を見つけたら通報を」「通報者には最高10万円の報奨金」と書かれた看板の写真がネット上に投稿されると、瞬く間に全国のネットユーザーに衝撃を与えました。
さらに、毎年1月に北九州市で開催される成人式における、リーゼントや極彩色の羽織袴で身を包んだ若者たちの「ド派手衣装」も、メディアを通じて全国に放映され続けました。威勢のいい掛け声とともに街を練り歩く姿が、漫画の世紀末的なビジュアルと重なり、ネットミームとしての認知度を決定づける要因となったのです。
また、歴史的に筑豊炭田などを抱え、荒々しい炭鉱町としての気風が残る「筑豊地方」の武勇伝や荒っぽいエピソードも、福岡全体のイメージと混同されて語られるケースが目立ちました。
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