ピッチからバイオラボへ。元日本代表・鈴木啓太が腸内細菌研究で仕掛ける「コンディショニング革命」の最前線
日本のスポーツ界において、セカンドキャリアの成功例として彼の名が挙がる機会は多い。だが、本人は「元サッカー選手」という看板に甘えることを極端に嫌う。経営者として直面する資金繰りの壁、研究開発の停滞、組織マネジメントの葛藤——ピッチの上とは全く異なるルールのゲームで、泥にまみれながら試行錯誤を繰り返してきた。
彼が目指すのは、一発屋のベンチャーではなく、100年続く持続可能なバイオカンパニーの構築だ。トップ研究者を社内に呼び込み、大学研究機関との共同研究を何本も並行して進めるなど、アカデミアの知見とビジネススピードを融合させる手腕は専門家の間でも評価が高い。知名度に頼らない冷徹な事業プランと数字へのこだわりが、VCや機関投資家からの深い信頼を獲得している理由だ。
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