呉須とは?染付を彩る青の秘密と天然・洋呉須の違い・絵付け技法を解説

呉須とは?染付を彩る青の秘密と天然・洋呉須の違い・絵付け技法を解説についての真相を徹底解説します。

呉須の真骨頂は、釉薬の下に絵の具を閉じ込める「下絵付け(したえづけ)」技法にあります。完成までの標準的なプロセスは以下の通りです。

成形した粘土を約700〜800℃で仮焼きした「素焼き」の素地に、水や膠(にかわ)、あるいは市販の絵付け用メディウムで溶いた呉須を使い、筆で直接絵柄を描き込みます。この段階の呉須は灰色や墨のような暗褐色をしており、焼き上がりの鮮烈な青色を想像しながら筆を運ぶ必要があります。

絵付けが完了した後、全体に透明釉(長石釉や木灰釉など)を均一に施釉します。最後に約1250〜1300℃の高温で本焼き(本窯焼成)を行うことで、釉薬がガラス質となって溶け、下にある呉須のコバルトと反応して鮮やかな藍色が浮き上がります。釉薬のガラス層に保護されるため、長年使用しても絵柄が摩耗して剥がれる心配がありません。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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