赤べこ・会津漆器だけじゃない!福島県の伝統工芸品が世界を魅了する理由
福島には国指定の枠組み以外にも、日々の暮らしに豊かさと彩りをもたらす名品が数多く息づいています。
赤べこ:会津地方を代表する郷土玩具であり、発祥の由来は会津柳津の「虚空蔵尊圓蔵寺」建立時に現れ、難工事を助けた赤い牛の伝説にあります。その身体に描かれた黒い斑点は天然痘の痕を表しているとされ、古くから「厄除け」「無病息災」の守り神として親しまれてきました。現在ではパステルカラーやモノトーンなど、部屋のワンポイントになる愛らしい現代デザインも人気を博しています。
白河だるま:江戸時代中期、名君として知られる白河藩主・松平定信公が、お抱え絵師の谷文晁に命じて描かせたのが始まりと伝えられています。眉は「鶴」、髭は「亀」、耳髭は「松と梅」、あご髭は「竹」という、顔全体に日本の吉祥(鶴亀松竹梅)がすべて盛り込まれた類まれな縁起物です。お祝い事や願掛けの定番として、全国各地から買い求められています。
会津木綿(あいづもめん):400年の伝統を誇る厚手の平織り綿織物です。空気を含む独特の織り方により、夏は通気性がよく涼しく、冬は体温を逃さず暖かいという優れた機能性を誇ります。美しい縞模様(縞柄)が特徴で、近年ではストライプを活かしたエプロン、ポーチ、モダンな日常着など、感度の高いアパレル・雑貨ブランドとのコラボレーションが話題を集めています。
川俣シルク(かわまたしるく):中通りの川俣町で織られる絹織物は、世界中のハイメゾンを驚嘆させる品質を誇ります。髪の毛の約6分の1という極細の生糸で織り上げられる世界最薄のシルク「フェアリーフェザー」は、羽のように軽く、滑らかな肌触りで世界的な評判を獲得しました。フォーマルなスカーフやドレスだけでなく、上質なインテリアファブリックとしても高い支持を集めています。
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