眼光鋭き「殺し屋」から国民的愛好キャラクターへ――遠藤憲一の知られざる下積みと、狂気に満ちた若き日の残像
遠藤憲一の半生を語る上で欠かせないのが、元女優で現在は所属事務所の社長を務める妻・昌子(まさこ)さんの存在だ。二人が出会ったのは、遠藤がまだ役者として芽が出ず、将来の保証など何一つなかった劇団員時代だった。
酒癖が悪く、破天荒な生き方をしていた遠藤を、昌子さんは時に厳しく、時に温かく支え続けた。結婚後、彼女は遠藤のマネージメントを引き受け、作品選びからスケジュールの管理、ビジュアルのプロデュースに至るまで徹底的なサポートを行うようになる。強面で売っていた遠藤の中に潜む「お茶目さ」や「純粋さ」を見抜き、それを表舞台へと引っ張り出したのは、まさに妻のプロデュース力によるものが大きい。
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