『遊戯王』伝説の顔芸はなぜ生まれた?歴代の狂気作画と真相を徹底解剖

『遊戯王』伝説の顔芸はなぜ生まれた?歴代の狂気作画と真相を徹底解剖についての最新情報をご紹介します。

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』において、顔芸という概念を決定づけた存在が闇マリクです。バトルシティ編のクライマックスで見せた、見開かれた血走る眼球、裂けんばかりに吊り上がった口元、波打つ顔面の筋肉描写は、当時の視聴者に凄まじい衝撃を与えました。

ネット上では当時「なぜここまでの作画崩壊が起きたのか」と驚く声も一部でありましたが、実態は真逆です。この凄まじい狂気描写は、作画の乱れではなく、作画監督・平山英嗣氏をはじめとするトップアニメーターたちの超絶技巧とこだわりによって生み出された「計算された怪作画」でした。

平山英嗣氏が手がけた回は、陰影の細やかな描き込みやキャラクターの感情を極限まで強調したデフォルメが特徴です。カードを机の上に置いて宣言するという構造上、どうしても画面が静止しがちなカードバトルにおいて、「プレイヤーの精神的な狂気や追い詰められた心理状態をいかに視覚的ダイナミズムとして表現するか」を追求した結果、あの伝説的な表情が誕生しました。作画崩壊と揶揄されるどころか、アニメ史に残る神がかった演出力として語り継がれています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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