優勝32回の大横綱・大鵬の伝説!過酷な生い立ちと孫・王鵬の現在
力士として頂点を極めた大鵬でしたが、その引退後の人生は病魔との厳しい戦いでもありました。
現役時代から患っていた糖尿病に加え、引退からわずか6年後の1977年、37歳の若さで脳梗塞を発症。一時は左半身麻痺の重篤な状態に陥ります。しかし、ここでも生来の強靭な意志を発揮し、過酷なリハビリテーションに耐え抜いて奇跡的な回復を見せました。現場に復帰してからは、相撲協会役員として後進の指導や血液センターの献血運動車「大鵬号」の寄贈など、社会貢献事業に情熱を傾け続けました。
2013年1月19日、大鵬は心室細動のため72歳でこの世を去りました。旅立ちの報はテレビの速報として全国を駆け抜け、多くの国民が昭和を象徴するヒーローの喪失を悼みました。
没後の2013年2月、政府は大鵬に大相撲界初となる国民栄誉賞の授与を決定。受賞理由は「大相撲史上屈指の横綱として数々の大記録を打ち立て、昭和の国民的ヒーローとして広く社会に明るい希望を与えた功績」でした。病に倒れても品格を崩さず、生涯を通じて大相撲の発展と社会福祉に身を捧げた姿勢は、今なお後世の力士の規範となっています。
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