『Time After Time』和訳と歌詞の意味|涙の制作秘話

『Time After Time』和訳と歌詞の意味|涙の制作秘話にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

この歴史的傑作は、綿密に計算されたヒット狙いの企画からではなく、デビューアルバム制作の締め切り直前に生じた切迫した状況から誕生しました。

1983年、シンディ・ローパーはデビューアルバム『She's So Unusual』のレコーディングを行っていましたが、プロデューサー陣は「もう1曲、アルバムの核となる力強い楽曲が必要だ」と判断します。そこで白羽の矢が立ったのが、フィラデルフィアのバンド「ザ・フーターズ(The Hooters)」の中心人物であったロブ・ハイマン(Rob Hyman)でした。

スタジオに残ったシンディとハイマンは、ピアノの前に座り込み、互いのプライベートで破局を迎えつつあった恋愛の痛みや疲労感を吐き出すようにセッションを開始しました。曲の骨格が組み上がる中、曲名が決まっていなかった時、シンディがスタジオのテーブルに置かれていた雑誌『TV Guide』に目を留めます。そこに載っていたのが、1979年のSFサスペンス映画『Time After Time(邦題:タイム・アフター・タイム)』のタイトルでした。

「これ、仮タイトルにいいんじゃない?」というシンディの一言から始まった言葉は、メロディに乗せた瞬間、2人が抱えていた切実な感情と完璧に共鳴しました。ハイマンが紡ぎ出す哀切を帯びたコーラスと、シンディのエモーショナルなボーカルが重なり合い、わずか数日間の集中作業の中で世紀の名曲が完成したのです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

タグ: https://aitraining.bnsf.com/valmvpso/7934784/