謎の方言「なんじょだべ」の正体とは?山形銘菓の魅力と味の真相
この親しみやすい方言をそのまま商品名に冠し、山形を代表する銘菓へと育て上げたのが、山形県南陽市三間通に本店を構える「菓子処 大黒屋」です。昭和から続く確かな和洋菓子の技術を持つ同店が、平成の初頭に「これまでにない新しい山形のお土産を作りたい」と開発に乗り出しました。
着目したのは、和菓子の伝統素材である「最中(モナカ)の種」と、洋菓子の「焼きクッキー生地」の融合でした。香ばしく焼き上げた最中の皮の内側に、アーモンドプードルを贅沢に使ったリッチなクッキー生地を流し込んで焼き上げるという、当時としては画期的な和洋折衷モナカクッキーを完成させたのです。
商品名を考案する際、「おひとつ、いかがですか?」「お味はどうですか?」と笑顔でお菓子を差し出す地元の人々の温もりをそのまま届けたいという願いから、「なんじょだべ」と命名されました。受け取った人が思わず「これ、どういう意味?」と会話を弾ませるコミュニケーションツールとしての役割も見事に果たしています。
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