寺尾常史(錣山親方)の生涯と死因|愛弟子・阿炎へ託した土俵の魂
2026年12月17日、角界を揺るがした錣山親方の訃報。公表された直接の死因はうっ血性心不全でした。享年60。還暦を迎えたばかりの早すぎる旅立ちに、日本中が深い悲しみに包まれました。
錣山親方の病気との闘いは、決して短期間のものではありませんでした。現役時代から徹底した稽古で体を酷使し続けた影響もあり、晩年は重い不整脈などの心臓疾患に苦しめられていました。心臓にペースメーカーを植え込む手術を受け、入退院を繰り返す極限状態にありながらも、本場所前や稽古場では決して弱音を見せませんでした。
本場所を休場せざるを得ない時期が増えても、病室から愛弟子たちの取組をモニター越しに鋭い眼差しで見守り、電話を通じて熱心な技術指導やメンタルケアを施していました。まさに「命を削って弟子を育てる」という言葉通りの執念を貫き通した闘病生活でした。
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