健康診断前の筋トレで数値異常?肝機能やCk値が跳ね上がる真相と対策

健康診断前の筋トレで数値異常?肝機能やCk値が跳ね上がる真相と対策の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

健康診断の血液検査において、筋トレ愛好家が最も引っかかりやすいのがAST(GOT)、ALT(GPT)、そしてCK(CPK)値の3項目です。これらは一般的に肝臓や心臓の疾患を調べる指標として知られていますが、激しい運動によって筋肉細胞が破壊された際にも血中に大量流出します。

特にASTとCKは骨格筋の細胞内に豊富に含まれています。高重量のスクワットやベンチプレス、追い込んだ自重トレーニングなどで筋繊維に微小な損傷が生じると、細胞膜が破れて内部の酵素が血液中へと漏れ出します(この現象を「逸脱酵素」と呼びます)。その結果、肝臓自体は極めて健康であるにもかかわらず、血液中のASTやCKが爆発的に上昇し、肝機能障害や心筋障害の疑いとして「要再検査・要精密検査」の判定が下されてしまうのです。

通常の健康成人におけるCKの基準値はおよそ数十〜200 IU/L程度ですが、激しいトレーニングや強い筋肉痛を伴う状態では1,000〜数千 IU/L以上に跳ね上がることも珍しくありません。ALTも肝臓特異性が高いものの筋肉中にもわずかに存在するため、激しい筋損傷が起きるとASTの上昇に引きずられて数値が上がります。こうしたメカニズムを知らないと、健康のために行った筋トレが原因で無用な不安を抱えることになります。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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