明治カールが東日本で消えた理由は?東京で買える場所と再販の真相
カールが東日本エリア(福井県・岐阜県・三重県以東)での販売を終了したのは2017年8月のことでした。突如として発表された販売地域の大幅縮小は、全国の消費者に大きな衝撃を与え、各地の店頭で買い占めや品薄騒動が勃発したことを覚えている方も多いはずです。
明治が下したこの苦渋の決断の背景には、深刻な売上推移の落ち込みがありました。カールの売上高は、最盛期の1990年代前半には年間約190億円を記録していましたが、その後はポテトチップスをはじめとする競合スナックの多様化や、少子高齢化に伴う市場環境の変化を受けて減少傾向が続きました。販売終了が決定した2010年代半ばには、ピーク時の3分の1以下となる約60億円規模にまで落ち込んでいたのです。
さらに決定打となったのが、カールならではの物流コストの問題でした。カールは油で揚げないノンフライ製法で作られており、ふんわりとした食感を生み出すために袋の中に大量の空気を含んでいます。「軽くて体積が大きい」という性質は、トラック輸送において積載重量の上限に達する前に荷台のスペースが埋まってしまうことを意味します。原油価格の上昇やドライバー不足による物流費の高騰が直撃し、東日本への長距離輸送を維持することが採算上、極めて困難になっていたのです。
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