二分脊椎のSharrard分類完全網羅!残存筋と歩行予後の見極め方
Q1:Sharrard分類でL4とL5の臨床的な最大の違いは何ですか?
A1:最大のポイントは前脛骨筋(足関節背屈)および中殿筋(股関節外転)の活動性です。L4までは下腿のコントロールが困難で長下肢装具(KAFO)が必要になりやすいのに対し、L5が残存していれば短下肢装具(AFO)での歩行が可能となり、トレンデレンブルグ歩行の軽減や屋外歩行の実用性が大きく向上します。
Q2:歩行訓練を開始する適切な時期はいつ頃ですか?
A2:つかまり立ちや伝い歩きを試みる生後10ヶ月〜1歳半頃から、機能レベルに応じた立位台や装具(HKAFOやKAFO)を用いた立位・歩行訓練を開始するのが一般的です。早期の荷重刺激は骨密度の維持や股関節脱臼の予防、空間認知の発達に好影響を与えます。
Q3:大人になってからSharrard分類のレベルが変化することはありますか?
A3:原則として先天的な神経欠損レベルそのものは固定されていますが、成長期の体重増加や脊髄係留症候群(テザードコード)、二次的な関節拘縮・筋力低下によって、実用的な移動能力が低下(歩行から車椅子主体の生活へ移行)することは珍しくありません。定期的な機能再評価が推奨されます。
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