北淡震災記念公園の見どころと所要時間は?野島断層の衝撃展示と割引攻略
展示棟の奥に位置する「震災体験館」では、見学者の五感を強く刺激する地震体験シミュレータが常設されています。ここでは阪神・淡路大震災で観測された最大震度7の激震や、東日本大震災の長く続く特有の揺れなどを忠実に再現した揺れを体験することができます。
実際に座席へ腰を下ろして揺れを受けると、激しい突き上げと左右の激動によって足元をすくわれ、手すりを握りしめていなければ体势を維持することすら困難です。「この規模の揺れが、未明の睡眠中に突然襲いかかってきた」という事実を身をもって理解することで、家具の固定や避難経路の確保といった日常の防災意識に対する危機感が一気に跳ね上がります。
体験館を出て海側の広場へ向かうと、威風堂々としたコンクリートの壁「神戸の壁」が姿を現します。高さ約7メートル、幅約14メートルに達するこの壁は、昭和2年に旧神戸港の設営工場に防火壁として建てられたものです。昭和20年の神戸大空襲で周囲が灰燼に帰した際にも焼け残り、平成7年の阪神・淡路大震災でも倒壊することなく周囲への延焼を防ぎ止めました。復興のシンボルとしてこの場所へ移設された壁の表面には、戦争の炎と震災の傷痕が幾重にも刻み込まれており、訪れる人々に静かな畏敬の念を抱かせます。
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