巨大都市が隠す魔力!映画監督も溺愛する路地裏カルチャーの全貌
今回の徹底取材によって、一般的なガイドブックはおろかWEB検索でも辿り着けない、路地の最深部に位置するカルチャーハブの実態が浮かび上がってきた。神田の雑居ビルの隙間、看板も出さずに営業する完全予約制の小料理屋では、店主自らが毎日豊洲に通い詰めて仕入れる極上の魚と、店主が集めたヴィンテージの陶器が夜な夜な常連を唸らせている。常連客のひとりは「ここをネットに書かれたら自分の居場所がなくなる」と口を閉ざす。
さらに映像制作業界の内幕を探ると、映画の殿堂である東宝をはじめとする制作プロダクションが、こうしたロケーションの確保に並々ならぬ執念を燃やしている実態が見えてきた。撮影コーディネーターは次のように明かす。
「本物の路地でのロケ撮影は、狭小地ゆえの機材搬入制限や近隣住民への配慮など、スタジオ撮影の何倍もハードルが高い。それでも現場にこだわるのは、壁の汚れ一つ、路面の凹凸一つに物語が宿っているからです。名監督たちがスタジオを飛び出して路地へ向かう理由は、そこにしか存在しない本物の空気感をフィルムに焼き付けるためです」
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