水害から静岡を守る麻機遊水地!驚きの治水効果と四季の自然を徹底解剖

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麻機遊水地の歴史と由来を語る上で外せないのが、1974年7月に静岡を襲った未曾有の大水害「七夕豪雨」です。静岡市内を流れる巴川が至るところで氾濫し、住宅地が広範囲に水没した壊滅的被害を教訓に、抜本的な総合治水対策の一環として計画・建設が進められました。

遊水地が果たす巴川の治水効果は絶大です。大雨によって巴川の水位が警戒ラインを超えると、堤防の一部を低くした「越流堤(えつりゅうてい)」から川の濁流が自然と遊水地内へ流れ込む構造になっています。全体で約120万立方メートルという東京ドームほぼ1杯分に匹敵する雨水を一時的に貯留することで、下流の静岡市葵区や清水区の住宅街における浸水リスクを大幅に抑制しています。

台風接近時や線状降水帯による豪雨の際、麻機遊水地がまるで巨大な湖のように一面冠水する様子は、SNSや最新ニュースでもたびたび話題になります。「遊水地が水没している」という光景は、計画通りに雨水をしっかりと受け止め、市街地を水害から守り抜いている決定的な証拠です。水位が下がった後は、排水ゲートを通じて巴川へ安全に水が戻されます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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