富士山ハザードマップ改定で激変!溶岩流の到達時間と首都圏降灰の全貌

富士山ハザードマップ改定で激変!溶岩流の到達時間と首都圏降灰の全貌の重要ポイントをご紹介します。最新トレンドが満載です。

市街地への溶岩到達スピードが早まったことを受け、富士山火山防災協議会が策定した避難基本方針では、従来の常識を覆す大胆な方針転換が図られました。それが「車を使わず徒歩で逃げる」という徒歩避難の原則です。

過去の災害において、住民が一斉に自家用車で逃げようとした結果、激しい渋滞が発生して立ち往生し、車内に閉じ込められたまま災害に巻き込まれる悲劇が繰り返されてきました。富士山山麓地域でも同様に、限られた道路網に車が殺到すれば瞬時に大渋滞が発生し、後方から迫る溶岩流や火砕流から逃げられなくなります。

最新の地域防災計画では、避難対象エリアを以下の4つのゾーンに大別し、段階的な避難ルールを設けています。

【第1次避難エリア(火口近傍・想定火口範囲内)】
噴火前であっても、火山性微動や地殻変動などの明確な前兆が確認され「噴火警戒レベル3(入山規制)」が発令された段階で、高齢者や要配慮者は事前に車で域外へ避難。一般住民もレベル4〜5で速やかに原則徒歩避難を実施します。

【第2次避難エリア(溶岩流が早期到達する地域)】
噴火発生後、実際に開口した火口の位置と溶岩の流下方向を見極めた上で避難します。近隣の安全な高台や指定避難所へ向けて、渋滞を作らないよう徒歩で移動します。

【第3次・第4次避難エリア(到達までに一定の時間猶予がある地域)】
溶岩流の到達までに数日以上の余裕があるエリアでは、慌てて逃げ出さず自宅や安全な施設内で待機し、行政の指示に従って段階的に避難します。

観光客や登山者に対しては、噴火警戒レベルが引き上げられた初期段階で公共交通機関等を利用した早期の下山・域外退避を促す体制が組まれています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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