現代スーツの原点!18世紀フランス宮廷服アビ・ア・ラ・フランセーズ
Q1:アビ・ア・ラ・フランセーズは一般市民も着ていたのですか?
A1:一般市民が着用することはありませんでした。最高級の絹織物や金銀糸の刺繍、宝石ボタンが用いられ、一着で家が一軒買えるほどの超高級品だったため、王族や大貴族、ごく一部の富裕層のみに許された特権的な装いでした。
Q2:なぜ男性服なのにこれほど華やかな刺繍やレースが多用されたのですか?
A2:18世紀当時は「装飾の豊かさ=家柄と富の絶対的な証明」だったためです。男性が地味で実用的な服を着るようになったのは、19世紀の産業革命以降の「大いなる男性放棄(Great Male Renunciation)」と呼ばれる服飾史上の意識改革以降のことです。
Q3:現在のタキシードや燕尾服との直接的な関係はありますか?
A3:直接の血統関係にあります。アビの前身頃が短くカットされ、背面の裾だけが残ったものが「燕尾服(テールコート)」へと派生しました。また、格式高い夜の正装という概念そのものが、宮廷服の系譜を受け継いでいます。
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