耳介軟骨移植の10年後はどうなる?吸収・変形の噂と失敗しない全知識
10年という長期スパンで最も注視すべき問題は、移植軟骨自体の変化よりも加齢に伴う鼻先の皮膚や軟組織の経年劣化です。20代で手術を受けた場合、30代・40代を迎えるにつれて皮膚の真皮層のコラーゲンや皮下脂肪が減少し、鼻先の皮膚全体が徐々に薄くなっていきます。
皮膚が薄くなると、かつては目立たなかった移植軟骨の角や輪郭が白っぽく透けて見えたり、鼻先の軟骨が浮き出るトラブルが生じるリスクが高まります。特に以下のようなケースでは、10年後に変形や違和感が顕在化しやすくなります。
・鼻先を高くしようとして軟骨を何枚も無理に重ねて移植したケース
・軟骨の辺縁(エッジ)を滑らかに削る処理(ベベリング)が不十分だったケース
・もともと鼻先の皮膚が非常に薄い体質であるにもかかわらず、直接軟骨を留置したケース
また、鼻尖形成(鼻翼軟骨の縫合)と耳介軟骨移植を同時に行った場合、鼻尖形成の10年後の変化として、内部の瘢痕拘縮や糸の緩み、左右の軟骨の力関係のアンバランスによって鼻先が左右どちらかに傾く「斜鼻変形」が起こることもあります。年月を経て現れるこれらの変化は、事前の精密な設計によって発生率を大きく下げることが可能です。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/pungexnb/7929860/