新潟の海岸で途絶えた13歳の足跡——北朝鮮拉致事件が問い続ける国家の責務と2026年の現実
事件発生から半世紀近くが経ち、拉致被害者家族会のメンバーの高齢化は極限に達している。めぐみさんの父・滋さんは、愛する娘との再会を心から願い続けながらも、2026年に無念の思いを抱いたままこの世を去った。無念を胸に抱いたまま息を引き取った家族は、決して滋さん一人にとどまらない。
母・早紀江さんをはじめ、存命の家族たちに残された時間は、もう決して多くはない。「生きているうちに抱きしめたい」というごく当たり前の切実な願いは、停滞する政治と外交の狭間で刻一刻と削り取られている。どれほど国際会議で問題が取り上げられ、決議が採択されようとも、一人の被害者も帰国を果たせていない現状に対し、家族の焦燥感と心身の疲弊は限界を超えている。
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