アーユルヴェーダは日本人に合わない?逆効果を生む体質差と新常識
南アジアの乾燥した熱帯気候で育まれた知恵を、湿度の高い島国へそのまま移植することには無理がある。体内の消化の火(アグニ)は、外気温や湿度に強く左右される。湿度の高い日本の梅雨や夏に重いオイルケアや油分の多い食事を取り入れれば、消化しきれない未消化物(アーマ)が体内に滞留するのは自明の理だ。
現存する最古の古典医学書『チャラカ・サンヒター』を紐解くと、伝説的な医聖チャラカ自身が「土地の風土(デーシャ)と季節(カーラ)を考慮せぬ処方は毒となる」と明言している。湿潤なモンスーン気候の日本で過剰なごま油を使用すれば、皮膚呼吸が妨げられ熱がこもる。本場のレシピを直輸入しただけの健康法が日本人にとって負担となる根本原因は、まさにこの環境適応の欠如にある。
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